形になる企画の考え方その10【行動あるのみ】

行動あるのみ

企画→行動

これまで企画について様々なノウハウを述べてきました。ある程度必要なコツや手順など理解できたかと思います。

企画書ができあがったらあとは行動あるのみ。しかし、その一歩を踏み出せずに二の足を踏んでしまう方が多いと思います。今回はそんな方のために背中を押せるような内容を書いていきたいと思います。

■企画書を友達に見せてみる

一番簡単で手っ取り早い方法です。友達といえども、見せる時は意外に緊張します。友達なら言いにくいこともオブラートに包んで言ってくれるので、こちらのモチベーションをそこまで折ることはありません。

友人数人に聞いたら立場の近い先輩などにも聞いてみましょう。もう少し具体的なアドバイスをもらえるかもしれません。

親身になってくれる友人や先輩ほどいろんな意見を言ってくれます。時には自分の作った企画書を否定されているような気がしてムッとしてしまうこともあるかもしれませんが、自分の主観で作った企画書と、客観的な視点からもらったアドバイスは違って当然。「なるほど、そんな視点もあるのか」と真摯に受け止めましょう。

■企画コンペに応募してみる

販促会議企画コンペ

販促会議企画コンペティション

作った企画書をPDFデータにし、ネットで応募できます。ライバルは多いですが、まずは第一歩を踏み出すということで手軽なネット応募の企画コンペに応募してみましょう。もし運が良ければ一発採用も!?

知人で某テレビ番組の企画コンペで100組の中からの初めての応募で1発当選したことがある、という方がいます。。

■普段自分が全然関係ない会社に電話してみる。

これは結構難易度が高いのですが、自分が全然関係ない企業でかつ作成した企画書の内容と関連のある業種の会社へ電話してみます。もちろん自分の所属している会社名は言わず、個人の名前だけ名乗ります。「無理だろ」と思うかもしれませんが、意外に話を聞いてくれます。

そこで相手の反応を見て、企画会議当日、「この企画による競合他社の反応は・・・」と言えたら上司もビックリ!「そこまでやってくれたのか」と評価アップにつながるでしょう。

ただ、これは結構ベンチャー魂あふれる人じゃないと難しい気もしますが、1、2のステップを踏んで慣れてきたらチャレンジしてみるのがいいと思います。

いかがでしたでしょうか。

Funusualもまだまだ砂粒のように小さな会社でありますが、この方法で何社か某有名大企業とアポイントが取れることがありました。中には役員クラスの方とお会いする機会も…。

提案内容と先方のニーズが合致していれば自分が誰か、どこの会社かなどは2の次です。そして、企業はどこも自社の商品をプロモーションするようなアイディアを求めています。

自分が真心込めて作り上げた企画書であればあるほど、他人に見せたときにアレコレ言われるのが怖いかもしれません。「俺はこれでいく!」と意固地になってしまうかもしれません。が、経験上他人のアドバイスはほぼ100%当たっています。他人がオススメしたくなるような企画じゃないとクライアントにも喜んでもらえないからです。

かと言って他人の意見に振り回されるのも良くないですし、企画の軸をしっかり保ちつつ、肉付けの部分は柔軟にアドバイスを取り入れるのがいいかと思います。

形になる企画の考え方その9【めんどくさいことをやる】

めんどくさい

 

こんにちは。企画を考えるにあたり、重要なことの前には必ず困難が立ちはだかります。「めんどくさい」という壁です。今回はその壁を乗り越え企画を実現するための方法を書いていきたいと思います。

 

■「めんどくさいこと」は何かを考える。

アイディアマンの方であればミーティングや企画会議の際にアレコレとアイディア出しをするのが楽しいかもしれません。しかし、出てきたアイディアを掘り下げようとしていくと必ず「あれ、これ実はかなり手間かかってめんどくさいな」と思うことがほとんどだと思います。

逆に、なかなかアイディアが思い浮かばないという方は「めんどくさいことは何か」ということを考えるといいかもしれません。

基本的に世の中のサービスは「人の”めんどくさい”を代行してあげるかわりに対価をいただく」という方程式で成り立っています。

飲食店は料理を作る手間を省いてあげる、お掃除ロボットは家の掃除を代行してくれる、コンサルタントは自分の中の見えない課題を見つけてくれ、解決策を提示してくれる・・・。

「めんどくさい」という思いから「じゃあこんなのあればいいな」というひらめきに結びつければ第一ステップ完了です。この時、「実現できるかどうか」は考えず純粋に考えるのがポイントだと思います。どらえもんの秘密道具を想像するイメージです。

 

■いかに楽してめんどくさいことをやるか

人のめんどくさいことを解決するような企画はすなわち、自分がめんどくさいことを請け負ってあげる、ということになります。その際に単純に自分がそのまま相手のめんどくさいことを請け負うのであれば相手には感謝されるかもしれませんが、その先がありません。

ポイントは、いかにめんどくさいことを楽にこなせるようになるか、という仕組みを作ることです。

そもそも相手は「めんどくさい」と思っていることなので自分で調べようとも思いません。ですので、そこを手助けしてあげるだけで十分相手のためになり、そこに価値が生まれます。

めんどくさいことを楽にするためには、経験したことをわかりやすくマニュアル化して多くの人に伝えていくことです。その経験から基本の「型」ができ、その「型」を学んだ人が「型破り」な企画を考え幅を広げていくものになります。

めんどくさいのは最初だけで、その最初を乗り越え、経験を財産として形に残すことでめんどくさかったことが次回からは楽になります。その仕組みを構築することが企業として価値を提供するということではないのでしょうか。

めんどくさいことをなんとか終わらせ、「あー終わった終わった」で済ませてしまうと次回からも「めんどくさい」ことの無限回廊に陥ってしまいます。

■めんどくさいことをやりきる覚悟はあるか

最後に、そもそもこの気持ちがなければ企画云々の話ではなくなってしまいます。

めんどくさいこともあるけどやる価値がある企画なのか、時間をかけて手間暇かけて効果が現れると見込めるものなのか、多少の困難は乗り切る覚悟があるか。

ミーティング中はアイディアがたくさん出て盛り上がったけど翌朝起きたらなんだか興ざめしている自分がいた。なんてことありませんか?

企画を徹夜で考え「これはイケる!」と思ったらまず一晩寝かせましょう。翌日もモチベーションが下がっていなければあとはやりきる覚悟をもって望むだけ。

 

ぜひとも楽しい企画で溢れた世の中にしていきましょう。

形になる企画の考え方その8【企画書例】

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お久しぶりの形になる企画の考え方シリーズです。

企画に関してのウンチクはわかった。じゃあ次に何をすればいい?

それは、「企画書」をつくることです。いくらアイディアが泉のように湧いて出てくる人でもそれを関係者や協力者が納得し、「やろう!」と思ってもらえるように伝えなくてはなりません。

今回は秀逸な企画書の書き方を紹介していきたいと思います。

■企画コンペ「販促会議」

協賛企業から商品・サービスのプロモーションに関する課題を出題し、その課題に対する解決策として、応募者からのアイデアを企画書形式で募集するコンテストのことです。

今回はアイデアの提案の仕方や企画書を作成する際に参考になる「販促会議」でグランプリを受賞した作品をご紹介します。思わず唸ってしまうアイディア企画が満載です。

■コカ・コーラの例

PDFで企画書の全容を見る。

非常にシンプルで見やすい構成となっており、長ったらしい説明もない。直感的にわかるように写真を多く取り入れ、「ふんふん、それでそれで?」と思わず次を見たくなってしまうような企画書です。

ちなみにこの企画書がグランプリを受賞した企画書です。「企画は一言」のようにシンプルだけどメッセージが凝縮された洗練された企画書と言えるでしょう。

■ピザは相手に送るもの

「ピザはデリバリーされた本人が食べる」という常識の観点を覆した案です。

遊び心溢れるアイディアで思わず企画書を読みながらニヤけてしまいます。かわいいイラストとキレイな写真を使い、わかりやすく・面白くまとまっています。

■ビッグマックタイム

PDFで企画書の全容を見る。

これまた斬新な発想。13時16分→「13:16」→「BIG」に見立てたなんとも発想の切り口が鋭い企画です。一つ鋭い切り口を見つけると、それに付随して様々なアイディアが思い浮かぶという企画書内容です。

いかがでしたでしょうか?

どれも斬新な発想とクオリティの高い企画書にまとめられていましたね。

「いきなりこんなの作れない」と嘆いているあなたも、まずは手書きでも1枚の紙にコンセプトを書き出してみることをお勧めします。企画を出すことが楽しくなると段々と資料作りにもこだわってくることでしょう!

形になる企画の考え方その6【企画脳その1】

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仕事柄、動画制作だけではなくときには広告代理店のエージェントのような活動もしているファンユージュアルですが、特に40〜50代の方の悩みをお伺いしていると「何か新しいことをやりたい、けどどうプロモーションしていいかわからない」というご相談も多々承ります。

私もその場でパッと「じゃあ、こんな企画いかがですか?」と言えればいいのですが、まだそこまで脳の発達が良くないらしく少々お時間をいただかないと企画が思いつかない場合がほとんどです。

そんな私の脳を鍛えつつも読者の方々の脳を鍛えるため、「企画脳」の特訓をしたいと思います。まずは、その1

 

■根拠のない自信を持つ

 

これは私自身も勘違いしていたことなのですが、「自分はまだまだだから」と謙虚に(卑屈に?)振舞っていると相手には「頼りなさそう」というイメージを与えてしまいます。

藁を掴む思いでまだ見えないものを求めている相手に対して、「いやぁ、自分もわからないんですよねぇ」では相手は溺れ死んでしまいます。泥船でも丸太でもいいのです。あなた自身が根拠のない自信を持って相手の希望になってあげることが始まりです。

 

■嘘から出たまこと

 

そんなこと言って、「できる」と言っておいてできなかったらどうしよう・・・。とお考えのあなた。「できる」と言い切ったらあとはできるまでがむしゃらにやり続けるしかありません。根拠のない自信が後押しして正解を導きだします。「相手を騙す嘘」は悪いことですが、「相手を快適にさせる嘘」は良い嘘です。

万が一、どうしてもできなかった場合でもそれまで必死にやってきた過程で見えてくるものが必ずあり、それは相手に伝わります。テキトーに、それなりにやっていた場合はすぐに相手に見抜かれます。「嘘」になるか「真」になるかはあなたの努力次第な部分もあります。

 

■草食系ビジネスマンには向かない

 

これらのことは「日々のルーティンワークをこなして安定した給料をもらえていればいい」と考える草食系ビジネスマンの方には向かない思考だと思います。「現状を打破し、よりよい環境にしていきたい、なんとかしたい」というアツいマインドを持った方にオススメです。

 

 

熱血テニスプレーヤー松○修造さんもよく言いますよね、「やればできる!できるんだよ!!」そんなアツさを持って日常をよりよいものにするために必死に考えてみてはいかがでしょうか?

形になる企画の考え方その4【意識の掘り下げ】

潜在意識の思考プロセスを表現したクリップアート subconscious thought process vector イラスト素材

 

 

前回のブログでは意識のアンテナを張り巡らせることによって見えなかったものが見えてくるようになる、ということを書きました。今回は「意識する」ということについてもう少し掘り下げてみていきましょう。

 

■「問題」への感度を高める

 

そもそも、「問題を意識する」ということは「当たり前」という固定観念を捨てることから始まる。逆に言えば、常識を疑ってみるということである。そのためには3つの基本姿勢を保つことを心がけよう。

 

①知っていることをあてはめない。

いまあるものや、過去の歴史、条件や制約などを鵜呑みにしない。過去や歴史から学ぶことは重要なことだが、「それは知っている(いまあるもの)」「やったことがある(過去の歴史)」「でも無理だった(条件や制約)」という流れになったり思い込みをすることが一番まずい状態であるが、基本的にそう考える人が世の中の大多数を占めている。

企画者にとってはまずその思い込みをはてはめることを止めることから始まる。

 

②正解は一つではない。

問題提起の仕方によって答えは変わってくる。問題提起によってわからないこと、できていないことが見えて来る。わからないこと、できていないことが見えてくると解決策が見えて来る。「答え」が見えたらそこがゴールではない。また違う角度から問題提起し、違う答えも検証してみる。

 

③問題提起や検証を誰かに提示してみる。

自分の中だけではなく、誰かに問いかけてみて初めて見えてくるものもある。自分とは違った感覚の持ち主による視点と「答え」によって情報に奥行きと深みが出る。この時、自分と違う意見だからといって否定してはいけない。新しいことを考えたり、企画する際には否定しないことがポイントだ。可能性を潰すような意見は控えること。

「ポストイット」を例にしてみる。

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接着剤を開発している企業が貼ってもすぐに剥がれてしまうものを創り出した。その会社のトップは「ものをくっつけるのが接着剤」という固定観念に捉われず、「この技術を活かした商品を開発してくれないか」と主張し、社内で普段書類に挟む付箋を不便に思っていた技術者が「ポストイット」を開発した。

この時「接着剤はものをくっつけて当たり前」「すぐに剥がれる接着剤なんて必要ない」と否定してしまっていたら新しい商品の開発はなかった。問題を社内の誰かに提示し、否定せず、日常の小さな不満を抱いている人の意識に引っかかり、新商品が開発された、ということを示す好例である。

 

■否定しないこと=できる理由を考えること

否定しないということは、「どうやったら問題を解決できるか」ということを粘り強く考えるということにある。新しいものは特に周囲から否定的な意見をもらいやすい。それは今までに前例がなく、固定観念に縛られた人が多いからだ。「どうしたらできるか」という強いマインドを持つことも企画者として重要な部分である。