【コラム】「プロデューサー」と「ディレクター」の違い

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なんとなく聞いたことがある役職で「プロデューサー」「ディレクター」という言葉があると思います。

イメージとしてはプロデューサーは肩にカーディガンを巻いて夜の銀座で派手に接待をしている人、ディレクターはカメラマンや照明などの技術者に上記イラストのような「カチンコ」を持って「よーい、アクション!」と言ってる人。そんなイメージではないでしょうか。

あながち間違いでもないのですが(笑)では、実際のところプロデューサーとディレクターにはどういった役割の違いがあるのかを見ていきたいと思います。

 

■プロデューサーはプロジェクトの総責任者

プロデューサーの業務というのは、一つの番組制作の企画が決まった際、または決まる前に企画立案、資金調達(企画売り込み営業等)、スタッフや出演者のキャスティング、スケジュール管理、予算管理、作品のクオリティー管理などなどを行います。従って、プロデューサーはこれら制作管理の立場から、場合によってはディレクション(ディレクターの指示出し)に口を出すこともあり、ポジションとしては紛れも無くディレクターの上司に当たります。

 

■ディレクターは現場の総指揮者

一方でディレクターの業務というのは、決まった企画に対してどう演出していくかを考える役割です。カメラマンにどういう画を撮って欲しいか、照明にどういう当て方をしてほしいか、キャストにどういう演技をして欲しいかを具体的に指示を出す人です。場合によってはプロデューサーとディレクターを兼務する方もいます。

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■できるプロデューサー・ディレクター

プロデューサーというのは無から有を発想する人、すなわちアイディアマンであることが必須条件だと言えます。また、そのアイディアや企画を通す交渉術や業界関係者にコネクションを持っていることも強みとなります。ですので、夜の銀座で派手に遊んでいるのも業界関係の方々とのパイプを持つためには必要なのですね。うらやましい・・・

 

ディレクターのデキる条件とは、何よりも「指示を出すのがうまい」。これに尽きます。ロケ現場で直接技術者に指示を出すわけですから、その技術者がうまく動いてくれるように的確に指示を出せる人。頭ごなしに言いたいことをいうだけではなく、時には「お願いする」姿勢を持っていたり、相手をほめまくってやる気にさせるのがうまいディレクターさんもいます。

時にはカメラマンとディレクターを兼務する方もいます。

 

■別の職業で例えてみると…

プロデューサーはデザイナー。すなわち、全体の完成イメージを作り上げる人。

ディレクターはイラストレーター。すなわち、デザイナーの考えたイメージを形にする人。

ということになりますでしょうか。

 

「プロデューサー」と「ディレクター」の違い、ご理解いただけましたでしょうか。決して夜のザギンでデーハーに遊びたいからプロデューサーを目指そうなどという邪な考えを持たないように・・・